廊下を歩いていると、兵士や侍女達がある方向に向かってお辞儀している場面に出くわしてしまった。
「ギン、これって・・王が近づいてくるんじゃ」
「ちっ・・」
急いでるってのに。
だがここでバレたら元の木阿弥。
ギンとカサネも他の侍女たちと同じ様に深く頭を下げた。
王の野郎・・絶対に後で吠えずらかかせてやるからな。
と王が通りかかるまでその場で耐えた。
王の前に護衛が3人。
そしてその後ろに王が歩いてくる。
早く行きやがれ!!!
と床を見つめていると、王が通り過ぎる瞬間に会話が聞こえた。
「ヒオリ、今日は体調は大事ないか?」
「はい・・トキワ様」
「そうか。お前の笑顔が見れて私も嬉しい。今日は最上階から西の都を見せてやろう」
「はい・・ありがとうございます。嬉しいです」
ギンは聞こえてきた声に反応せず耐えることに精一杯だった。
なんだ?今のは。
確かにヒオリの声が聞こえたのに。
まるで楽しそうじゃねぇか?
自分の耳を疑ったりもした。
だが聞き間違える訳ない。
自分の惚れた女なのだから。
「ギン、これって・・王が近づいてくるんじゃ」
「ちっ・・」
急いでるってのに。
だがここでバレたら元の木阿弥。
ギンとカサネも他の侍女たちと同じ様に深く頭を下げた。
王の野郎・・絶対に後で吠えずらかかせてやるからな。
と王が通りかかるまでその場で耐えた。
王の前に護衛が3人。
そしてその後ろに王が歩いてくる。
早く行きやがれ!!!
と床を見つめていると、王が通り過ぎる瞬間に会話が聞こえた。
「ヒオリ、今日は体調は大事ないか?」
「はい・・トキワ様」
「そうか。お前の笑顔が見れて私も嬉しい。今日は最上階から西の都を見せてやろう」
「はい・・ありがとうございます。嬉しいです」
ギンは聞こえてきた声に反応せず耐えることに精一杯だった。
なんだ?今のは。
確かにヒオリの声が聞こえたのに。
まるで楽しそうじゃねぇか?
自分の耳を疑ったりもした。
だが聞き間違える訳ない。
自分の惚れた女なのだから。