ギンは兵士の身ぐるみを剥いでそれを見に付けた。


カサネは内部を探っていた時から侍女の姿をしていたので準備万端だ。


「何処行くの?」


「まずはナギを見つけねぇと・・ヒオリも心配だが、ケガしてるナギが先だ」


「了解ダーリン☆」


「やめい」



足早に、なおかつ気取られない様に城の廊下を歩く。



「城の見取り図は大体頭に入っているから、私に任せて!」


「お前・・すげぇ役に立つじゃん。見直したわ」


「でしょでしょ!?褒めて褒めて!そして愛して」


「愛さねえけどな」


「しゅん・・酷い・・」



カサネはナギのいるであろう処置室へと向かう。


「こっちよ」


「おう」