居間の隣に寝室が用意してあり、さながらテレビで見たことのある時代劇の布団だった。

分厚いマットレスに、和風の掛布団。

ご丁寧に天井からレースのベールが垂れ下がっていた。


ばたり。


と私は無造作に倒れ込んだ。


本当に消衰しきってたんだと思う。


1分も経たないうちに眠りについた。