「お前がそういう態度ならこっちにも考えがある」



ドキン



嫌な予感しかしない。


「俺はトキワ様から、あの二人の処置を自由に行っていいと賜った」


「は!?何それ」


「生かすも殺すも・・俺次第だ」


「なっ!?」


「お前が言う事を聞かないのなら・・俺はあいつらを始末する」


ズン・・・

と重力が重くのしかかってきた感覚に襲われる。


センリの目は本気だった。


「ひど・・酷い・・なんで、こんなことになっちゃったの!?おかしいよ!私の知ってるセンリは・・」

「お前の知ってるセンリは偽物だ」



ああ、もう駄目。

混乱して混乱して、ようやく少し元気を取り戻したのに。

この人は私を真っ暗闇に落とし込む。