時計の針は進んでしまった。


もう後戻りはできない。


「私を帰して!!もとの時代に!!帰して!!」


「やめろ・・ヒオリ」


私は思いっきりセンリの胸ぐらを掴んだ。



「なんでこんな事するの!?私になんの恨みがあるっていうの!?こんな所、私は望んでないのに!!!」



そう言われ、センリは目を逸らす。


「すまない・・ヒオリ」


「謝ったって許さない!絶対に許さないよぉ!!・・うぇえ・・あああっ」


心に抱えていたものを全部吐き出した。

涙と嗚咽に変えて。



「嫌い・・センリなんて・・だいっきらいっ!!!」