「よお、おはよーさん」


「おはようございます!ギンさん」


城の門番に挨拶をし、ギンは城の一室に向かった。





今日は定例会議だ。

会議室の入り口で声をかけられた。


「お、ギン。ごくろうさん」


「よお、今日も元気そうだな」


と仲良く挨拶を交わしてくれるのは親友ともいえる男、イタル。

同期でありギンの補佐役だ。


「あれ?なんか目が据わってないか?寝不足かよ?」


「ああ?まあ、な。悩めるお年頃ってやつで」


「なーに言ってんだか。うちの隊長は」


冗談を言い合える心許せる相棒だ。