昨日も喧嘩が絶えない夜だった。


次の日の朝、いつものようにギンとセンリは仕事へでかけ、ナギは畑へ仕事に行った。
私はまだ布団の中だ。低血圧が憎い。


そんな私が知る筈もない、ギンのお仕事の話はこうだ。






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青空に大きな入道雲が空にちらほら浮かんでいる。


「今日は雷雨になりそうな予感・・」


ギンはそう言って羽を広げる。


50分ほど飛んで、ある場所へとたどり着いた。




この世界で栄えている都の一つ、

東の王都である。

大森林を抜けると、沢山のビルがそびえ立つ、最大級の都市。