食事をしながら他愛のない話を皆でした。

私のいた時代の話とか。


「私がいた時代は、未来では自由にタイムスリップ出来るくらいまでテクノロジーは進化すると思ってたんだけど」


「もしかしたらその話は進んでいたかもしれないけどね。隕石というイレギュラーがなければ」


「そうだよね。それよね」


「まあ、俺はギラギラした電気の街よりも緑あふれるこの場所が好きだな」


「うん。私もここ好きだよ。空気美味しいし」


「ヒオリが住んでいたのは東京という場所だよね」


「そう、都心に近かったし空気が薄いし暑いし寒いし。田舎に憧れてたよ」


「やったな。願いが叶ったな」


「ある意味ね」



私にとってはイレギュラーすぎるけどねココ。