それにしても間違えて持ってきてしまったスマホは、綺麗だった。


「500年経ってるのに・・さっき一瞬電源が入った気がしたけど」


ま、いっか。


私はそのスマホをベッドの枕の下に入れ部屋を後にした。


「腹減った」

「腹減った」


とギンとナギは仲良く口を揃えた。


「えー、どっちか手伝ってよ」


いつも私の料理に難癖つける癖にいいいい!!


「俺が手伝うよ」


「センリ・・」



そう申し出たのは部屋から出てきたセンリだった。