「えっと・・・解放軍が・・・」


「・・・」


「解放軍?何の?」


ナギを見ると、ナギもそれに釘付けになっていた。


「ナギ?」


ナギの様子がおかしい。

ちょっとだけ震えている。


「ちょっと・・すまん。トイレ」


「あ、うん」


何今の?尋常じゃないくらい汗が噴き出てたよ?

何かあったの?ナギ・・・



それを見て遠くでギンが気づいた様だ。


「ナギのやつどうした?」


「あ、なんか新聞を一瞬みて・・トイレに」


「・・・そうか」


ギンは何かを悟ったようだ。

そしてそのまま私の近くに座った。