ピロン♪


ポケットに入っていたスマホが鳴った。


「え・・?」


一件のメッセージ。


「で、電波がある?」


だが、スマホはたまに砂嵐の様な横線がサーっと起きている。バグだろう。


「ここは・・」


日本?


いやいやいやいやまさか。


震える手でスマホを握りしめていると、センリは突然スマホを攫った。


「え?」


「これは!!!!」


「返し・・」


「伝説のスマホ!!」


きょとん。


私は固まった。


あまりにも目を輝かせているから。