私はナギに連れられて、街の外れにある学校へと連れて行かれた。


「へえ~・・木造だ」


「久しぶりに来たな」


「へ?あ、そう言えばナギって15才だよね?まだ学生だよね」


「忘れたそんなもん」


「え゛」


学校は木造だが2階建てで大きかった。

私のいた時代の学校と大きさはほとんど変わらない。

生徒の数もそれだけいるという事なのか?


「あれ?ナギじゃね?」


「うそ、マジ?」


と遠くからナギを見る生徒たち。


「ナギ・・もしかして有名なの?」


「・・・不登校で有名」


あ。納得。

私は口をつぐんだ。


聞いていた通り、ほとんど男子生徒だ。


「女子は校舎が別。特別扱いだからな」


「なるほど・・」



確かに、貴重な女子が男子とくっつけば後々大変になりそうだ。


「でも、学校恋愛出来ないなんてちょっと可愛そうだな」


「・・・これが普通だし。気にしてねえな皆」


「そっか」


私は納得してナギの後ろをついて行った。