その日、センリは家に帰ってこなかった。

夜中になっても気配はなく、私は自分の部屋のベッドで天井を見つめ続けていた。

ちっとも眠れやしない。


「・・今頃、感動の再開的な。感動のラブラブタイム的な?」


モヤモヤ~~~~と心が締め付けられる。


うわあああ。私、これ嫉妬してるわ。

最悪。

ていうか、私この時代の人間じゃないしいつか帰るし、ここで誰かを好きになるとかあり得ないから!!


と自分に言い聞かせるが、同時にセンリと見知らぬ女の影も脳裏に浮かぶ。



「くう・・なんだこれ辛い」



大体センリが優しくて、気づかいが出来て、イケメンなのがいけない!!

あんなの惚れない方がおかしいもん。



この調子だと朝までコース決定だ。