私は足でギンの顔面を思いっきり蹴った後、逃げるように風呂を後にした。


その後、センリとギンはとてつもなく機嫌が悪かったらしい。



「おい、あいつは俺のもんだ」


「誰の断りで?」


「あいつは俺が見つけてきたんだ!」


「そんな事でヒオリが納得するとでも?」


「とにかく、お前はヒオリに手を出すな」


「さ、どうしようかな」



ひょうひょうとした態度で、センリは風呂場から出て行った。


「あの野郎・・」


ギンの額に筋が三つ出来ていた。