まだ3日くらいしか経ってないけど


センリは初めから優しくて、皆思いで、凄くできた人だなって思った。


落ち着いてるし大人っぽくて


だから


自分を抑えてるあんな辛そうなセンリはもう見たくないって思った。



二人とも会話がなく、なんだか気まずくなった。

互いに目を逸らす。

そして数秒後ようやくセンリが口を開いた。




「ごめん。なんだかんだ言って俺も余裕ないみたいだ」


「そうなんだ!よし出よう!私先に出るからさ、目を閉じ・・てっ」


と立ち上がろうとした瞬間に抱きしめられた。



バクバクバクバク


あ、もう死ぬ。



「ちょ・・センリ・・」


「5秒だけ・・」


「・・っ」


いやその5秒で私はありとあらゆる部分から血が吹き出そうなんですってばああああっ



「今だけ・・」



ぐはっ


そして私は死んだ。