「いいから・・落ち着いて」


びくっ


静かに、そして困った顔で言われた。


ああ、神様。私ここでもう逝ってもいいです。




シャアアアア・・・

シャワーの音だけが響いている。


「・・」


「ごめんな」


「・・え」


「もしかして、ぼーっとするぐらい傷ついた?」


図星ですはい。


「酷い事言ったって、わかってて言ったんだ。ムキになって・・子供っぽいな俺」


「へ・・」


「ごめん。・・仲直りしたい」


いや、仲直りも何も~~~っ

もうなんとも思ってませんから、今の状況がヤバすぎて他の出来事なんかどうでもいいですから!!


「あ、あの・・話は出てからで」


「今がいい」


「えっ!?」


いやもうこちらは素っ裸なんですよ。小さいタオルすら忘れて入ったんですよ。

恥ずかしすぎて消えたいんですよ。

と、言えない。



センリの目は数時間前と同じで、真剣な顔だったんだ。