脱衣所も電気がついていた。

きっと最後に使ったのはギンに違いない。

ていうかもしかして皆夜は鳥目だから真っ暗にすると見えなくなるとか?

どーでもいいか。



「はぁ」



小さくため息をつきながら私は衣服を脱ぐ。

まだ頭の中はセンリに言われた言葉でいっぱいだった。


ガララッ

ため息をつきながら私はお風呂場の扉を開ける。



「ふう・・」


そして私はシャワーの蛇口をひねった。


シャアアアア・・


と勢いよく出る水。


そして、声がした。


「・・あの」


え?声がした?


シャワーを前にして、右に振り向く。



「え?」