そして小一時間が経ち、そのまま疲れて寝てしまった私は、案の定夜中に目を覚ました。


不眠症のあるあるパターンだ。


眠気に誘われるままに寝てしまい夜中に眠れなくなる。


駄目駄目な私。



「今は・・夜中の二時くらいかなー」


服もナギにもらった服のままで汗臭い。


「お風呂はいろ」



お風呂場へ直行した。

廊下を歩くと、リビングの電気がついていた。

が誰もいない。しんとしている。


「消し忘れだ、きっと」


真っ暗で歩くのはさすがにきついのでお風呂から上がるタイミングで消そうと思った。