あたしはリビングの掛け時計を見て慌てた 「なんでもっと早く起こしてくれなかったの こんな時間じゃ仕事いけない 髪セットしてメイクしなきゃ外出れないのに…」 もう慌てるとかそういう前に すでにあたしはいじけていた その時クスクスと嬉しそうに笑う声が聞こえた 「何がおかしいの? こんなに人が焦ってるのに」