そして、日曜日がきた。



未亜は、これから巻き起こる最悪な出来事を知らないまま琉音との待ち合わせ場所に行く。



待ち合わせは 午後1時。



未亜が着いた時間は12時50分。



バッグから手鏡を取り出し、軽く身だしなみを整えて、彼を待つ。



そのまま20分が過ぎていた。



いつも時間通りか、その前に来る彼が遅刻は珍しい。



未亜はメッセージアプリを開いて彼にメッセージを送った。


【今どこ?大丈夫?】