あの日、
キックオフミーティングで僕はプレゼンをした。
内容には自信があった。
でもキミは難しい顔をしてきいていた。
キミだけが僕のプレゼン内容を理解できていないようだった。
この人・・・大丈夫かな・・・
初対面のキミの印象は、
僕を不安にさせるものだった。
みた感じ、キミはバリバリのキャリアウーマンからは程遠い印象だった。
パリッとしたスーツを着ているわけでもなく、
カットソーにふわっとしたスカートで、
髪型もメイクもナチュラルで、着飾ってる感じはなかった。
はっきり言って僕はキミのことをナメてた。
この人、仕事できなさそうだな・・
大丈夫かな?ちゃんとやってくれるかな?
と心配になるほどだった。
プレゼンが終わったあと、僕は
「なにか質問はありますか?」
とその場の全員に確認した。
キミはか細い声で、
『はい』と遠慮がちに手を挙げた。
やっぱり。。。
この人には難しすぎて理解できなかったんだな・・・
って思った。