キミはさっきよりもう少し微笑んで、

『藤川さん・・・もしかして照れてますか?』

だ、か、ら!
そういうことストレートにきくなよ!

僕は返す言葉が思いつかなくて、
視線を外したまま下唇を噛んで首をかしげた。

クスクス・・・
掛け布団を顔までかぶって、目だけ出した状態で
キミは笑ってた。
先週見せてくれたあの笑顔で。

僕が見たかったあの笑顔で。