振り返ったキミと目が合ったと思った次の瞬間、

キミの瞳は焦点が合わなくなって
そのままスローモーションのように
キミのからだはナナメに傾いてゆく。

え?
え、嘘でしょ

キミが倒れる!?

とっさに僕はキミの元へ駆け寄り、
倒れゆくキミのカラダを受け止めた。

間に合ってよかった・・・と思ったその瞬間、

え?

ってもう一度驚いた。

受け止めたキミのカラダがめちゃくちゃ熱かったんだ。

『早瀬さん? 大丈夫ですか?』

キミの意識はもうなかった。