『好き』のその先に


【深月side】

あれは昨日に遡る

あたしの従兄弟の颯誠は家が近いこともありよく家に来る
昨日もいつものように家に来ていた

歳が同じなのもあってかあたし達は姉弟のように育った

あ、もちろんあたしが姉よ!
誕生日は颯誠の方が早いけどそこだけは譲れない
何年もそうだから颯誠ももう諦めてるし。


そんな弟のような存在の颯誠が
珍しく何か思い悩んでいるように見えた

「颯誠、好きな子出来たでしょ?」

あたしの言葉が予想外だったのか、
颯誠は目を丸くして驚いている
「あんた、凄い顔してるわよww
折角のイイお顔が台無しね」

バカにされて颯誠ははっ!!と我にかえる


「なっ!
なんで深月が知ってんだよ!!」

「なんでってそりゃあ、
あんたの姉だからに決まってるじゃない?」

「はぐらかすなよ!」

ふふ、しょーがないわね
可愛い弟のために話してやりますか笑