あそこの゛Cafe yurimomo゛ってとこ。とても美味しい。
からんからん
ドアを開けるとベルの音が鳴ったその瞬間

ゴッッ

人とぶつかってしまった。
「すっすみません、」
「いやいや!!こちらこそ、おけがあります?」
「いえ、とくに。」
身長185センチくらいの長身でとても整った顔の男性にぶつかってしまった。
「あ、口の横切れてる、、。」
「あっ、大したことないので大丈夫ですので。」
すごく、丁寧な人だなあ。
「いやいや、どうすれば…。」



「え、!?!あの有名な光が丘学園に通っているんですか!?しかもあのホテル企業の藤原グループの社長令嬢なんですか!?」
「い、いやそんなそんな。」
「俺んちなんてふつーの家柄なんです。父親は普通のサラリーマンで母親は専業主婦。」
「普通なんてことないですよ、稼ぐってことはとても大変だもの。」
「でも意外と家近いですよね。同い年だし。」
「そうですね。」
「でも、受験勉強中で…。藤原さんはそのまま光が丘学園大学部に入るんですよね?」
「まあ、そうなりますね。でも、自分の力でどこか入ってみたいっていう気もありますよ。」
「そんな!やめといたほうがいいですよ!?受験勉強ほど辛いのはないから。」
「ふふふっ。どこ目指してるんですか?」
「うーん、今のところは白崎大学の医学部です。」
「え!お医者さん目指してるんですか??」
「まぁ、でも、なれませんけどね。」
「そんなことないです!!なれます!!」
「藤原さんに言われたら頑張るしかないやー」
「ははははつ」
「おーといけね!俺今から塾だ。ではここら辺で、失礼しますね!」
「ありがとうございました、。」