「睨むなよ、怖いよお兄様!!」


震えながら咲の背中に隠れた千。


小さな咲の背中に隠れても、大きな千は隠れやしないけど。

冬は呆れて見てるし。


「だから嫌なんだよな、千にえみ会わすの。
倉庫で、千と二人になれば食われそう」


ひきつり笑いの冬。