「知らないの?
ここのオバケ屋敷。団体で行くんだよ。
協力して、脱出するオバケ屋敷で有名なの。

大丈夫、一番に逃がしてあげるよ。

君、可愛いし」

「あ、ありがとうございます‼」


なんだ、ケンカになるかと思ったけど、優しいな。

私は思わず笑顔になる。


その時、星が見ていたなんて分からなかった。