悲しみに覆われたキス。

心の底から、悲しくなるキスーー。



「星………っ………」


唇の隙間から、盛れる私の声は震えてた。



星に会いたいーーー。


会いたいよぉ………。




「咲!!!?」


!!!!





幻?幻聴?

確かに聞こえた好きな人の声が、耳の奥底まで聞こえた。


きっと気のせい………。



「咲!?

何してんだよ‼千!!!」



やっぱり幻でも、なんでもない。

彼はそこに居た……。