「星には、わかんないよ」




初めて、影を射した仲間の一言に、なんでって、思った。


「俺の好きな人には、好きな人が居て……

諦めるしか、ないんだ。
その子は、可愛くて無邪気で、女の子らしくて、白に染まった女の子。

黒側にいる俺には、似合わない。

それにその子、彼氏しか興味ないし」


諦めるーーー。

スッキリした様な表情な千に、、

何も言えなかった。


「お前ら居たのかよ。
眠くて今来たよ」


ふぁ~、とアクビをする冬。

まだまだ、眠い様でアクビを噛み殺してる。


「なんだ?
えみちゃんと、まさかっ」


急にいつもの千になる姿に、違和感を持った。


「うるせーな、まあいいじゃん」

敢えて言わない冬。

絶対、図星だ。