「冬なら確実、やばかったな」 もう、冬には頼れない。 たくさん迷惑かけた。 「まあ、上がれよ。 服は………俺のは少し小さいかな」 千には、これから迷惑をかける。 「悪いな、しばらく置いて欲しい。 今は、自分の家さえ、帰りたくない」 目を閉じれば浮かぶ、咲の泣き顔。 泣かないで、咲…………。 離れても想ってるーーーー。