「お兄ちゃん、私学校行ってくるから。

いいこで寝ててね‼」

私は、お兄ちゃんを気にしつつ部屋を出た。

玄関で靴を履きながら、私は、お兄ちゃんが気になっていた。


私は、スマホを見つめて電話をかけた。

心配で、心配で、と。

私は、その人に頼った。

あの人ならお兄ちゃんのそばに居てくれる。

願いを込めて。