「爽に頼みが、あるんだけど……。
咲とまた一緒に暮らしたいんだ。
咲、返してよ」
はあ⁉
「いえ、無理です。
咲の兄貴じゃない上、好きとなれば何があるか分からない状況で、一つ屋根の下とかあり得ない。
またなんか……………あるかも知れない。
俺は、大切な人を託すほどの器はない」
大切な人を託す?
そんなのーーー無理だ。
だってこんなに好きなのに、誰かに託してしまう勇気など持ち合わせてない。
咲とまた一緒に暮らしたいんだ。
咲、返してよ」
はあ⁉
「いえ、無理です。
咲の兄貴じゃない上、好きとなれば何があるか分からない状況で、一つ屋根の下とかあり得ない。
またなんか……………あるかも知れない。
俺は、大切な人を託すほどの器はない」
大切な人を託す?
そんなのーーー無理だ。
だってこんなに好きなのに、誰かに託してしまう勇気など持ち合わせてない。