あの騒動から一夜明けた日の夕方。
咲ちゃんを倉庫に呼んだ。
お兄ちゃんに会うのが気まずいと言っていた、咲。
「来てたのか?」
総長に会うのが気まずいのは、俺も一緒。
「うん」
いつもなら交わす会話も、この日はいつもと違う。
「爽‼
咲と住むのか?」
いきなりの声に俺の肩が上がる。
「は、はい‼それだけは、譲れない」
誰にもこのポジションは渡さない。
「お兄ちゃん、私………お兄ちゃんと離れる。
お兄ちゃんの気持ち、分からなくてごめんね。
けど、ごめんなさい………私はお兄ちゃんを、兄としか思えない」
泣きそうな咲。
悲痛に歪む総長がいた。
咲ちゃんを倉庫に呼んだ。
お兄ちゃんに会うのが気まずいと言っていた、咲。
「来てたのか?」
総長に会うのが気まずいのは、俺も一緒。
「うん」
いつもなら交わす会話も、この日はいつもと違う。
「爽‼
咲と住むのか?」
いきなりの声に俺の肩が上がる。
「は、はい‼それだけは、譲れない」
誰にもこのポジションは渡さない。
「お兄ちゃん、私………お兄ちゃんと離れる。
お兄ちゃんの気持ち、分からなくてごめんね。
けど、ごめんなさい………私はお兄ちゃんを、兄としか思えない」
泣きそうな咲。
悲痛に歪む総長がいた。