「…………いや、ごめんな咲ちゃん、俺ちょっとトイレ」

あ、逃げた。

やべー、つい本気で睨んでしまった。

「千さん、相変わらずだね」


そう、千さんのは相変わらずなんだ。

あの、軽いノリも調子良すぎるのもいつものことなのは、分かる。


だけど、咲ちゃんのことになると本気になる。

それは止まらない。

「爽くんが、咲って呼んだの嬉しかったよ‼」


それは、君の最大の笑顔。

君がいるから、俺は強くなれる。


「お兄ちゃん、飲んでる?」


そして、あの人を超える。

*爽side終わり*