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「早く寝ろよ」


食器を片付け終わった総長は、何も言わずリビングを去る。

去り際はいいんだ、なんて思った。


「寝ようか……もう、遅いしな」

ぎゅ、っと君が掴む手が、俺の腕を……心を掴んだ。


「一緒の部屋がいいな」


はあ?

「本気で言ってるの?」

「うん、だって寝るだけでしょう?」

うん、"寝るだけ"ーーーー。


寝るだけなんだけど、、理性ってのがあるんだよな。