名前通り、爽やかな男の子だ。

見た目、不良ぽいのに全然怖くない金髪。

私は、そんな爽くんを見つめていた。

「瀬島 冬の妹の瀬島えみです。
仲良くしてくださいね‼」


この時、えみちゃんの紹介に耳を貸すことができないぐらい私は、彼を見つめていた。


「爽ーー、咲は妹だけど誰にもやらないからな」


お兄ちゃんーーー?


「総長………
俺も譲れないっすね。
つか、もう手遅れです‼」


ん?なんの話?


二人の会話についていけない私がいた。