葉月達はある学校の理事長室にいた。この学校の名前は『高嶺高校(たかねこうこう)』、
ちなみに前の学校は『清涼高校(せいりょうこうこう)』爽やかそうに見えて実はドロドロ
だったっていうね!いやぁ、この高校は上品そうだよね!
なぜいるかって?転校したからさっ!
理事長「ではこれからよろしくな!」
なかなか陽気だね!助かる!
葉月「よろしく!」
要「(ペコッ)」
葉月「ところで私達のクラスはどこですか?」
理事長「ああ、忘れてた。今から担任呼ぶからちょっと待っててくれ。
ピンポンパンポーン!
おーい幸(ゆき)ー理事長室にこーい、転校生が待ってるぞー!
ピンポンパンポーン」
『ピンポンパンポーン』ってやつ口で言うのかよ!
ていうか呼び方…
ガチャ
幸「おい、転校生よこせ。」
失礼しますとか言わないのか…そして呼び方はあれでいいのか…
理事長「ヨシッ!お前ら自己紹介してやれ。あっ、俺にもしてくれると助かるんだが。」
あっ忘れてた。
葉月「どーもー!猫田葉月(ねこたはづき)。よろしく」
要「六条要(ろくじょうかなめ)」
幸「おー、俺は高須幸(たかすゆき)だ。気軽にクリニック先生と
呼べ。」
葉月「高須クリニックとどういうご関係か伺っても?」
幸「俺とクリニックの関係はな…」
葉月「ゴクリ…関係は?」
幸「無関係だ!」
あんなに溜めたのに!?
葉月「…教室行きましょうか。」
幸「あっはい。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガララッ!
幸「お前ら!落ち着いて聞け、」
シーン
幸「なんとこのクラスに転校生が来たぞーーーー!」
クラス「うおおおおおおおおおおお!」
幸「しかも二人だ!」
クラス「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
…このクラス、尋常じゃねぇよ…なんか私心配。
幸「転校生、カモオオオオオオン!」
入りたくねええええええええええ!
幸「転校生、カモオオオオオオン!」
二回も言うんじゃねぇ!頼むから静かにしてくれっ!
葉月「どーも、猫田葉月です。」
要「…六条要。」
幸「よし!仲良くするんだぞ!席は空いてるとこに座れッ!」
このクラス、楽しそう…
香奈「私、神崎香奈(かんざきかな)!よろしく!」
葉月「猫田葉月だよー。よろしく~」
香奈「なんで転校してきたの?」
葉月「いやぁ、話長くなるからいろいろ省略すると~」
香奈「すると~?」
葉月「単数形(のいじめ)が複数形(のいじめ)になりそうだったから
彼氏と逃亡しました‼」
香奈「うーん、もちっと詳しく」
葉月「黒幕が本腰入れ始めたからとっとこ逃げました‼」
香奈「なかなか複雑ですな…」
葉月「じゃあ、今度時間を取ろうか?」
香奈「じゃあ今からオサレな喫茶店っぽいとこで抜け駆けしちゃおうか!」
葉月「OKー!香奈ってばいいノリしてんじゃーん」
香奈「でしょー?」
葉月「要ー私香奈Pとオサレな喫茶店っぽいとこで抜け駆けするけど来る~?」
要「行く」
喫茶店にて
葉月「カクカクシカジカってことなのよ~」
香奈「いやいや、通じないから」
葉月「仕方ないなぁ」
説明中·······················································
香奈「なるほど。てか、葉月何やってんの?敵を自分で
引き入れて逃げるって…バカ?」
葉月「仰るとーりで…」
香奈「まぁ仕方ないから仲良くしてあげるから!」
葉月「要もよろしく!」
香奈「でも要っちもやるねぇ~駄目になった仲間
見限って彼女守るなんてヒューヒュー!」