それから俺は狂ったように女を抱いて、抱きまくった。 胸にあいた穴を埋めるように、絶やさずに。 何回も泣かせた。 最低な男だと、自覚していた。 そんな時、玄関先で絢都に出会った。 …記憶がなかったとはいえ、俺は絢都に嫌なところを見せてしまったと思う。 それでも今、全てを受け止めていてくれる絢都に甘えてしまっている。