「ゆい、と…?」




目を見開いた藍那と目が合った。






俺は耐えきれず、その場を逃げた。








そして夜中になり、やっぱり帰る家は藍那の家だった。





真っ暗な部屋に1人、テーブルの上には置き手紙があった。






内容はよく見てない。






ただ、この家にいていいという文だけ目に入ったくらい。