「ん…っだって、かわいそう、じゃない…?」





少し苦しそうに、甘い声を出す藍那。





「っ、ふぅん…そんだけ?俺が本命なんだろ?」







「うん…っ海が、本命だよ…愛してる、海。」







少しあいた寝室から見えた2人は、ベッドの上でキスをしていた。












「…ふざけんな。」









悔しさか、なんなのか、俺の頬には涙が伝っていた。