「…殺したきゃ殺せば?」 動じることなくそう言うと、母親はわかりやすく驚きナイフを落とした。 「…出てって。」 小さくそう言った母親は床に崩れていった。 「15年間、お世話になりました。」 嫌味ったらしく言っても返事はなかった。