陶太「話が違うよ。
芹沢くん達のような不良は時代が
違えば受け入れてもらえる
可能性はあったと思う。
でも僕のような人間はいつの時代も
受け入れてもらえなかった。」
昴「違わねぇよ。受ける悲しみは同じだ。
お前のように同性を愛する人間は
今までずっと受け入れて
もらえなかったのかもしれない。
でも、時代が巡ったとしても
俺たちの様な人間も受け入れて
もらえてなかったのかもしれない。
いつか、珀斗が言ってたろ?
やった事もやってもない事も
ずっと俺たちは疑われ続けてきた。
少数派はどの時代で生きても
どんな環境にいてもずっと孤独なんだ。」
涙が出そうだった。
いつにも増して芹沢くんが
優しかったから。
陶太「芹沢くんは僕を認めてくれるの?」