花恋「偽物でもいいじゃない。
あなたに会うためにここへ
やってくるお客様は沢山
いるのだから。例えそれが
偽物だとしても皆が幸せに
思えるのならいいじゃない。」

でも、この女の言葉は
俺の分厚い心をスーッと通り抜ける。
俺はもう何も言う事が出来なくなった。

花恋「私は沢山の方々に幸せを
届けるあなたの事を救いたいの。
誰かの笑顔を作る、あなたを
助ける人になりたいの。」

本当に何者なんだよ、この女。

春川「こうゆうのはどうでしょうか?」

いつからそこに居たのか
今朝会った執事が店の入口で
微笑みながら立っていた。