春川「知ってるよ。」

花恋「あなたは相変わらず意地悪ね。」

春川「言っていい?恋人として。」

花恋「うん。」

春川「迷っていいよ。
彼の言った通りだよ。
花恋に好きな人が2人いても
俺の気持ちは変わらないよ。
ずっと変わらず好き。それだけ。
繋ぎでもいい。彼が元気な姿で
こっちに戻ってきたらまた悩めばいい。
その時、花恋が彼を選ぶなら
俺は潔く諦めるから。
だからさ、諦めないで。」

花恋「諦めないでって?」

春川「自分の気持ちに自信を持って。
悪い事じゃないよ。
大切な人を大切にするのって
全然、悪い事じゃないと思う。
批判する人もきっといる。
どっちつかずな態度が気に食わないって。
でも、俺も彼もそうじゃない。
俺たちは花恋の気持ちを大切にしたい。」

また、泣き虫な花恋に戻った。

隠す事なく涙を流す花恋の事が
今も昔も本当に愛おしい。