「でもそれだけじゃない。キミの笑顔とか雰囲気とか話し方とか、全部かわいいって思う」
か、かわいいなんて……。
やっぱり利仁くんに言われるのは慣れなくて、赤くなっちゃう。
「私、パティシエになりたいんだ。そのためにいろんな国の言葉を学んで、フランスでケーキ屋さんを開くの」
こんなの単なる夢にすぎないけど。
利仁くんが褒めてくれたおかげで、なんだか自信をもてた気がする!
「そっか。俺、応援するよ」
「えへへ、ありがとう!」
ねえ、私だって利仁くんを好きになったのは見た目だけじゃないよ。
誰にでも分け隔てなく優しいとこも、頭がいいのに気取らないとこも。
一生懸命サッカーしてるとこも、全部全部。
「利仁くん、大好きだよ!」
「うん。俺も椿ちゃんが大好き」
これは、私のスイーツみたいな恋物語。
みなさんも、神田外語大学でたくさん勉強して、いい思い出をつくりませんか?