それからあたし達は勉強を1時間ぐらい続けた。 小林巴とこんなに近かったことなんてなあから かなりドキドキしてます。 本人に聞こえてるんじゃないかなって…ぐらい。 「花井っちさあ」 いきなりあたしの名前を呼ばれ肩がピクリとあがる。 「何ですか」 「文化祭で歌わないの?」