女子生徒はすぐにその意味を理解したようで「あと15分です!」と答えた。


男子生徒が舌打ちをする。


あと15分。


それならここで引き延ばす事ができる。


あたしは小屋の中へと足を踏み入れた。


長年使われていなかった小屋は埃っぽく、さび付いたり壊れたりした道具があちこちに散乱している。


「お前と最後までできないことは残念だけど、さっきの命令には従ってもらう」


男子生徒の言葉に女子生徒がビクリと震えた。