木部「平和だね〜」


確かに暇。

休日だし。


山本「そうね〜、なんか事件起こらないかしら」


事件起きたらやばいでしょ。

あ、敵が攻めてくるとか?


だったら大歓迎ね。
最近、暴れてないからな。



黒澤「だったら、颯太さんの事件を調べろよ」




「うっわ、黒澤にしてはマシなことを……」



山本「頭どうかしちゃったの?」





黒澤「お前ら…」








一之瀬「俺は今日もう帰る。用事があるから」




山本「えー!そうなの!?」



木部「なんの用事〜?」


お前は恋人か!





西倉「健人は今日、パーティーに出席なされるのです」



ん?パーティー………。




「あ"!!」




西倉「どうしたのですか、いきなり…」





「あ、いや、なんでもない…よ」




すっかり忘れてたー。


そういや今日、あるって言ってたっけ。




黒澤「お前も参加しねえの?将来のためにも交流とかしといた方がいいんじゃね」



「今日のことすっかり忘れてたわ。黒澤、それは私には関係ないわ。今日のパーティーの主役は島崎グループだからね。他に理由あるけど」



西倉「要するに、島崎グループさんは下のものだから、参加する必要が無いと言うことですね?」






「まぁ、それもそうなんだけど」



一之瀬「俺は色々な場所に行って参加しているが、柚香を今まで1度も見たことがない」



一之瀬・柚香以外「「え!?」」



木部「まず行ってないの!?」





「あ、そういう訳じゃないよ。私もね、結構参加してるのよ?でもね、小沼グループの者だと誰も分からないのよ」




一之瀬「もしかして…」




「貴方達にバレなかったように、名乗ったり、喋ったり、関わったりしないからね。多分、周りから見ると凡人に見えるのかしらね」






西倉「…トップシークレット」





「ご名答。中には知ってる人もいるけどね」




赤髪の地毛に、派手すぎないドレス。
誰も近寄らないでアピール。
目が合ったら睨みつけ。

わざと機嫌が悪いですよってね。

私、結構酷いことしてるよね。




でも。効果抜群なのよ。








山本「さすが、柚香ちゃん」







一之瀬「じゃあ、今回は俺と行かないか?」