素早く露天風呂から逃げてきた私は、とても疲れきっていた。
「…あっぶな」
早く部屋に戻ろ。
「戻りました」
山本「随分と長かったわね?」
怪しまれるよね、流石に。
「浸かりすぎちゃって、少し自販機があるロビーで休憩してました」
山本「そうなのね!大丈夫?」
「もう平気です」
山本「よし!じゃあ夜ご飯食べに行こう!」
確かにお腹はすいた。
「はい」
黒澤「おい!おせーぞ!もう料理は出来てんだよ!」
山本「悪かったわね!色々とあるのよ!」
木部「健人も来てないけどね〜」
まぁ、そうだろね。
お風呂は私より後に出てるはずだし。
西倉「まぁ、もう少し待ちましょう」
黒澤「俺はもう腹減ったから味見しといてやる!」
そう言って黒澤は煮物に手をつけようとした。
「黒澤!行儀が悪い!!お前は子供か!!」
黒澤「なんだと!!!」
山本「まぁ、合ってるわね」
西倉「怜斗にはもっと言ってやってください」
木部「食い意地やばいね〜」
やはり、皆同じ事思ってるんだな。