「広……」
有名なだけあるわ。
山本「よかった!今誰もいないわ!」
では、作戦スタートしますか。
まずは体をかなりゆっくり洗う。
私の作戦を知らない山本先輩はテキパキと自分の体を洗い流す。
山本「私、先に入ってるわね!」
「はい」
私はもう少し長めに体を洗う。
山本「柚香ちゃんも早くきなよ〜!」
「もう少しです!」
よし、もういいか。
「お待たせしました。」
ちゃぽんっ。
山本「ここからの景色最高でしょ!」
「はい!素敵です」
砂浜と海が見える位置に露天風呂は作られており、とても絶景だった。
おまけに、夕日が沈む時で目を奪われた。
山本「…柚香ちゃん、誰が好きなの?」
「え!?」
山本「そんな驚かないでよ!いるでしょ?皇輝の中に!」
なんか急に、山本先輩の目が輝き始めた。
露天風呂に誘われたのはそういうことか!!
「いや、、、、。いま、せんよ」
山本「いやいや!うそね!私の予想では、怜斗か健人ね」
「えぇ!!!!!!黒澤!?!?どうしてそう思うんですか!?!?」
山本「いや、よくじゃれあってるじゃない」
「いや、ちがいますよ!!!黒澤に関しては絶対にちがいます!!て言うかなんで、あんな馬鹿な奴のことを私が!」
山本「じゃあ、健人ね!」
「け、健人も違いますよ」
何気、鋭い人。
山本「健人って下の名前で呼んでるし?」
「そ、それは健人が…。それに、私は皇輝の人達に深入りをしてはいけないので」
不味い、思わず顔をしかめてしまった。
山本「そう。でも柚香ちゃん、柚香ちゃんがそう考えていても、健人はそれは許さないとおもうわよ?」
そうかもしれない。もう、仲間だと思ってる。